ひよどりじょうご (鵯上戸) 

学名  Solanum lyratum (S.cathayanum, S.dulcamara var.lyratum, S.dulcamara var.pubescens, S.dulcanara var.chinensis)
日本名  ヒヨドリジョウゴ
科名(日本名)  ナス科
  日本語別名  ホロシ
漢名  白英(ハクエイ,báiyīng)
科名(漢名)  茄(カ,qié)科
  漢語別名  白毛藤、白草、毛道士・毛和尚、毛風藤・毛葫蘆、山甜菜、蔓茄、北鳳藤、鬼目、鷹咬豆子
英名  Bittersweet
2007/07/26 野川公園自然観察園 (栽培)

2020/10/13 小平市玉川上水緑地

2009/10/31 跡見学園女子大学新座キャンパス

2023/10/18 小平市玉川上水緑地

2006/11/01  新座市大和田

2009/09/26 入間市宮寺
2013/01/02 小平市玉川上水緑地  2008/01/10 神代植物公園
 ナス属 Solanum(茄 qié 屬)については、ナス属を見よ。
 「和名ハ鵯上戸ノ意ニシテ、其赤キ熟實ヲひよどり好ンデ食フ故名ク」(『牧野日本植物図鑑』)。。
 『本草和名』白莫に、「和名保呂之、一名都久美乃以比禰」と。
 『倭名類聚抄』白英に、「和名保魯之、一云豆久美乃伊比禰」と。
 『大和本草』に、「白英(ホロシ) 本艸蔓草ニ又排風子云、其實曰鬼目・・・和名ホロシ、今俗ニヒヨドリジヤウゴト云、ホロシハ古歌ニ大井川ニヨメリ」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12
(1806)に、「蜀羊泉 ホロシ古名 ヒヨドリジヤウゴ ツタサンゴジユ仙台 ツルサンゴジユ同上備前 ツルサンゴ チヤボノホウヅキ筑後 ウルシケシ 烏葛和方書」と、また14下に「白英 マルバノホロシ マルバノヒヨドリジヤウゴ ウマノナンバン北国 イヌノナンバン同上 ノナンバン越後 ノゴシヤウ同上 ツルトウガラシ大坂」と。マルバノホロシは S. maximowiczii。
 種小名 lyratum は、「竪琴(リラ)状の」。葉の下部が深く裂けた形から。
 北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・臺灣・華東・兩湖・兩廣・河南・山東・山西・陝甘・四川・貴州・雲南・インドシナに分布。
 全草・根を 白英(ハクエイ,báiyīng)・白毛藤と呼び、薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.291-292 『(修訂) 中葯志』IV/285-289 

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